まあちこのひとりごと *今日も一日お疲れ様!*

50代突入間近! 今まで蓄積してきた体験を残りの人生の糧にして悔いのない人生が送れるといいと思いながら、もがいている犬好きのobasanです!

生きる、という事

今日は父の命日。

19回目の命日。

愛犬と一緒に

墓参りをしてきた。

 

父がこの世を去ったその日は

朝、私はまだ幼い子供達を連れて

仕事に行くため家を出るところだった。

下の娘を自転車の前に座らせ

先に歩いて行った息子を追いかけるように急いでペダルを踏み出すところだった。

「兄ちゃんから電話だぞ!!」

 

夜勤明けの主人が

自宅にかかってきた私の兄からの電話をとったらしく、大声で私を呼び止めた。

先に歩いて行ってしまった息子を主人に任せ

電話に出ると

父が亡くなったとの事。

急な事だった。

凄く驚いたが

なんとなくそんな予感はしていたような気がする。

救急車で運ばれた病院へと急ぐ。

待合室でしばらく待った。

色々な事が頭を駆け巡る。

待っている時間がとても長く感じた。

しばらくして

病院の奥にある処置室へと呼ばれた。

父はもう冷たくなっていた。

眠っているようだった。

突然の事で呆然とする中

父の遺体を見て

その死の痕跡を見て

段々実感が湧く。

それからはバタバタで

今となってはよく覚えていない。

覚えているのは

込み上げる後悔と

大粒の雪。

その日は大寒でとても寒くて

実家から帰る夜の10時には

沢山降っていた。

それからは

母が心身共に大変で

生きていくのも

大変だったと思う。

母は現在

難病指定されている病気で

施設で寝たきりになってしまっているが

病気の始まりとも言える目眩は

父の死からのショックだったのではと

私はずっと思っている。

生きるって素晴らしい事、

というよりも

尊い事だと私は思う。

生きていれば素晴らしい事ばかりじゃないし

辛い事もホント、多い。

父も辛い事沢山あったと思う。

少しでも素晴らしい思い出を作れていたなら

いいのだけど。

生きてる、この事実だけは

やはり尊い事だと思う。

その人がこの世にいてくれる事、

多少苦労してても

少しの幸せや健康がそこにあれば

もう充分。

贅沢な位。

私は今

自分の大事な人達が

普通にいてくれるなら

こんな嬉しい事はないと思う。

ただ、生きていて欲しい。